歯の状態は健康にも直結してくるので、常にきれいにしていたいですよね。
歯の隙間にある歯垢を取り除くために、毎日デンタルフロスをかけている方もいるかと思います。
毎日となると消費するフロスの量が多くなるので、なるべくコスパのいいデンタルフロスがほしいのものです。
ご存知かもしれませんが、100円ショップ(通称100均、百均)でもデンタルフロスが買えます。
しかも商品によっては、100円(税別)なのに長さが50mという、かなり経済的なものもあります。
今回は100円ショップで買える、長さが50mのデンタルフロス2種類について比較します。
サイズなどの基本スペックはもちろん、絵の具にフロスをかけたときの実験結果もお伝えします。
100円ショップのデンタルフロスを選ぶときの参考になるかと思います。
100均で買える長さ50mのデンタルフロス比較
上の画像は、それぞれ下記のようになっています。
- 写真左:「セリア」で購入できたデンタルフロス(ワックス)
- 写真右:「ダイソー」で販売しているデンタルフロス(アンフレーバー)
この2種類のフロスを識別するために、正式名称ではありませんが、ここではそれぞれ下記のように呼びます。
「セリア」で購入できたフロスは、他の100円ショップでも購入できるかもしれないので、写真左は「ワックスフロス」と呼びます。
「ダイソー」で買えるデンタルフロスは、ダイソーのロゴが入っているので、写真右は「ダイソーフロス」と呼びます。
100均のデンタルフロスのスペック比較
フロスの長さ
「ワックスフロス」と「ダイソーフロス」ともに、50mです。
フロスの重さ
- 写真左「ワックスフロス」 約8g
- 写真右「ダイソーフロス」 約5g
「ワックスフロス」の方が、少し重めですね
フロスの直径
- 写真左「ワックスフロス」 約3.5cm
- 写真右「ダイソーフロス」 約3.0cm
「ワックスフロス」の方が、少し直径が大きいですね
フロスの幅(太さ):
「ワックスフロス」と「ダイソーフロス」ともに、約1.0mmです。
また水に浸してもフロスの幅にほとんど変化はありませんでした。どちらも水で膨らむフロスではなさそうです。
フロスの厚さと質感
写真ではほぼ違いがありませんが、手で触ると若干「ダイソーフロス」よりも、「ワックスフロス」の方がフロスに厚みを感じます。
「ワックスフロス」はワックスが塗ってあり、つるつるとした滑りやすい質感をしています。
「ダイソーフロス」にワックスが塗ってあるかは不明ですが、ノンワックスのような引っかかる触感はなく「ワックスフロス」のように滑らかな質感をしています。
絵の具にデンタルフロスをかける実験
切れ込みを入れた消しゴムを歯のように見立てて、デンタルフロスをかけたときの実験結果を紹介します。
実験のために用意したもの
消しゴムにカッターナイフで、1cmほどの切れ込みをいれて歯の隙間のようにしています。
汚れの代わりとして、金色の絵の具で消しゴム全体を塗っています。切れ込みの間にも絵の具が入るように塗りました。
絵の具のついた消しゴムにフロスをかけた結果
金色の絵の具で塗装された消しゴムの切れ込みの間に、「ワックスフロス」と「ダイソーフロス」、それぞれのフロスを通しました。
消しゴムの切れ込みをフロスした結果が、こちらです。
「ワックスフロス」と「ダイソーフロス」の両者共に、絵の具が取れています。
下の画像では、水に浸したフロスをかけています。乾いたフロスよりも絵の具が取れています。
しかしいずれの場合も「ワックスフロス」と「ダイソーフロス」で、汚れの取れやすさに大きな違いはなさそうです。
100均のデンタルフロスのケース比較
デンタルフロスとしての性能に大きな違いはないので、フロスを入れているケースの違いを見てみます。
「ワックスフロス」のケース
- ケースのサイズ:縦 約5.5cm × 横 約5.0cm
- ケースの厚み:約1.5cm ※「ダイソーフロス」と大差なし
不透明の白いケースで、一見するとデンタルフロスとはわかりにくいです。
ただ不透明でケースの内側が見えませんので、フロスの減り具合を確認できません。
「 ダイソーフロス」のケース
- ケースのサイズ:縦 約5.0cm × 横 約4.5cm
- ケースの厚み:約1.5cm ※「ワックスフロス」と大差なし
「ダイソー」のデンタルフロスの方が、サイズが少しだけ小さいです
半透明のケースで、シールが貼ってあるのでデンタルフロスだと一目でわかります。
ケースの裏側にすると内側が透けて見えるので、フロスの減り具合が確認できます。
まとめ
今回は100円ショップで販売している、2種類のデンタルフロスを比較しました。
100円ショップの「ダイソー」や「セリア」で販売されていて、どちらも長さが50mでとても経済的です。
またそれぞれデンタルフロスについて、汚れの取れやすさには大きく違うところは見られませんでした。
強いて言えば、ケースとフロスの厚みは多少違いがあります。こだわりがある場合は、下記のようにデンタルフロスを選んでもいいかもしれません。
- デンタルフロスだと、一見わからないケースが欲しい場合
→不透明のケースに入っている「ワックスフロス」 - フロスの減り具合を確認しながら使いたい場合
→半透明のケースに入っている「ダイソーフロス」 - フロスのケースは、小さい方がいい場合
→「ダイソーフロス」 - フロスの幅に少しでも厚みがある方がいい場合
→「ワックスフロス」
100均の商品でデンタルフロスを選ぶときの参考になりましたら幸いです。