パスポートの有効期限が近づいてきて、そろそろ更新(切替申請)しないといけない方もいるかと思います。
しまった!しばらく旅行してなかったから、
パスポートに有効期限があるの忘れてた!
しかし有効期限まで日数が少ないのに、窓口が空いている時間に、予定を合わせるのは大変ではないでしょうか。
確かにオンラインで申請する方法もありますが、マイナンバーカードを発行していないため、急ぎで紙の書類で申請するしかない場合もあるかもしれません。
パスポートの申請書は本人が書く必要がありますが、代理の方が申請書を窓口に提出することができます。
今回はパスポートの有効期限が迫っていて、切替の窓口にいけない方向けに、代理の方がパスポートの切替申請書を提出する手順を紹介します。
私も家族のパスポートの切替申請の書類を、代理で窓口に提出してきました。実際にやってみて、手間取ったポイントがあったので、なるべくわかりやすく解説します。
窓口の営業時間に動ける人に頼んで、代わりで申請書の提出をしてもらえれば、一安心できますね。
パスポートを更新するときに、本人の代わりに申請書に窓口に提出する手順
最初に用語の説明です。パスポートの切替を申請する人は「申請者」、「申請者」の代わりに申請書を窓口に提出する人を「引受人」と呼びます。
パスポートの有効期限が残っていて、代理の方に切替申請書を窓口に提出する手順は下記で説明します。
代理の方がパスポートの切替申請書を窓口に提出する手順
- 一般旅券発給申請書(5年もしくは10年)
- 申請者のパスポート(有効期限が残っているもの)
- 申請者の写真
- 戸籍謄本(全部事項証明書) ※住所を変更していないなど、場合によっては持参不要
- 引受人の本人確認書類
パスポートの切替を申請する窓口を調べる
「申請者の住所がある自治体の名称 パスポート」というキーワードで、インターネットから検索すると、だいたい窓口の情報が表示されます。
検索してもわからない場合は、外務省の公式サイトにも情報がまとめてあるので、確認してみてもいいかもしれません。
申請先の窓口がみつかったら、パスポートを申請する手順と必要書類をチェックします。
必要書類を準備する
一般旅券発給申請書
申請書の用紙を入手できる場所は、自治体によって申請書を入手できる場所は異なります。
パスポートの申請窓口が代表例ですが、自治体によっては役所で申請書を入手できる場合もあるようです。
また外務省の公式サイトから、インターネット経由で申請書を入手できます。
今回は申請者が窓口に行かない場合を想定していますので、外務省の公式サイトから申請書をダウンロードするという前提で進めます。
外務省の公式サイトから入手する場合は、「パスポート申請書ダウンロード | 外務省」にアクセスして、「一般旅券発給申請書(10年・5年)」にある「申請書ダウンロード」ボタンを選択して必要事項を入力します。
申請書の入力が終わったら、申請書をダウンロードして片面印刷でプリントアウトします。申請書の1枚目はチェックリストなので、2枚目と3枚目をプリントアウトします。
プリントアウトが終わったら、自筆で記入する欄があります。申請者と引受人それぞれ記入する場所がちがいます。
「所持人自署」欄(申請書2枚目の写真のすぐ下にあります)
「申請書類等提出委任申出書」の「申請者記入」欄(申込書3枚目の下部にあります)
「申請書類等提出委任申出書」の「引受人記入」欄(申込書3枚目の下部にあります)
「申請書類等提出委任申出書」の記載が少しややこしいので、間違えないように注意してください
申請者のパスポート(有効期限が残っているもの)
有効期限が残っているパスポートは、申請者の本人確認書類も兼ねています。必ずパスポートの原本を窓口に持参するようにしてください。
申請者の写真
パスポートに利用できる写真にはルール(申請日から6ヶ月以内に撮影したもの・サイズなど)があるので、申請書の注意事項などで確認するようにしてください。
コンビニ前などによくある簡易ブースで撮影した写真でも問題ありませんが、写真が1枚のシートになっている場合は切り取らないように注意が必要です。
窓口で写真を切り取ってくれるよ
戸籍謄本(全部事項証明書)※場合によっては、省略可
通常は戸籍謄本(全部事項証明書)が必要ですが、申請者の住所に変更がない場合など、条件を満たせば提出を省略できます。
私が申請書を提出したときも
戸籍謄本の提出は不要でした
引受人の本人確認書類
パスポートの申請窓口の公式サイトに利用できる本人確認書類の説明があります。運転免許証があれば、これ一枚で本人確認書類になりまます。
注意しなければいけないのは、本人確認書類が2枚必要なものもあります。
たとえば健康保険証を本人確認書類にする場合は、指定された書類の中から、他にもう一枚、本人確認書類を用意する必要があるようです。
詳しくは、お住まいの自治体のパスポートの申請窓口の公式サイトで確認してください。
引受人が窓口に行って、必要書類を提出する
必要書類を準備できたら、引受人がパスポートの申請窓口に行きます。
「代理でパスポートの切替を申請しに来ました」とスムーズです
窓口の方の案内にしたがって進めていけば、おそらくすぐに手続きができます。(待ち時間を除く)
一般旅券発給申請書について、だれがどこを記入したか質問されるかもしれません。急に聞かれると混乱してしまうかもしれませんが、下記のように回答すれば問題なかったです。
- この申請書は誰がだれが書きましたか?
-
「申請者が書きました。」
- 申請書の「申請者記入」欄はだれが書きましたか?
-
「申請者が書きました。」
- 申請書の「引受人記入」欄はだれが書きましたか?
-
「私が書きました」
「一般旅券(パスポート)引換書」を申請者に渡す
窓口で手続きが完了すると、「一般旅券(パスポート)引換書」が引受人に渡されて、後日発行されたパスポートを申請者が取りに来るようにと言われます。
受け取った「一般旅券(パスポート)引換書」を申請者に渡します。パスポートの発行予定日や当日持参が必要なものは、この書類に記載されています。
一点注意が必要なことは、パスポートの申請書を代理の方が窓口に提出することはできますが、申請者のパスポートを代理で引き取りに行くことはできません。
必ず必要な書類や手数料を持って、申請者本人がパスポートの切替を申請した窓口に行くようにしてください。
まとめ
今回は代理の方がパスポートの切替申請書を窓口に提出する手順を紹介しました。
申請書などの必要書類を準備して、引受人が窓口に申請書を提出するという流れになっていましたね。
申請書を準備するのに少し手間取るかもしれませんが、実際にやってみると意外と簡単に手続きできることがわかったかと思います。
もちろんパスポートの有効期限に余裕を持って切替えるのが望ましいです。
しかし、うっかりパスポートの有効期限が迫ってしまっても、代理の方から申請書を提出する方法があるとわかっていれば、慌てずにすみますよ。