交通系ICカード(SuicaやICOCA)をスマートフォンで利用できることは、ご存じの方が多いかと思います。しかしできることは知っているけど、スマートフォンで利用はしていないという方も少なくないかと思います。
私も以前はスマートフォンではなくプラスチックのICカードで公共交通機関を利用していました。実際にスマートフォン(iPhoneのApple Pay)で利用してみてからは、下記のように心境が変化しました。
Before Apple Payの交通系ICカード利用前
プラスチックカードと機能に大差はないし、カードを持ち歩けばいいから、わざわざスマートフォンで利用する必要はないかな。
↓
After Apple Payの交通系ICカード利用後
Apple Payで交通系ICカードを利用すると、プラスチックカードにはないメリットがあったんだ!もっと早く利用すればよかったな。
この記事ではApple Payで交通系ICカードを実際に使ってみて感じた、プラスチックカードにはないメリットを4つ紹介します。下記のような疑問をお持ちの方に参考になるかと思います。
- 「Apple Payで交通系ICカードを利用すると、何が便利になるの?」
- 「Apple Payで交通系ICカードは使いやすいの?」
- 「交通系ICカードは、プラスチックカードとApple Payでどんな違いがあるの?」
この記事での交通系ICカードは、SuicaとICOCAを想定しています。
それ以外の交通系ICカードの場合、説明と異なる部分があるかもしれません。
Apple Payで交通系ICカードを利用するメリットとその理由
実際にApple Payで交通系ICカードを利用してみて感じたメリットは下記の4点です。
- カードの保管と利用がしやすくなる
- カードの入金(チャージ)が楽になる
- カードの残金と利用履歴が確認しやすくなる
- カードの新規発行と退会(払い戻し)が手軽になる
1.カードの保管と利用がしやすくなる
交通系ICカードをApple Payを利用すると、下記のようなメリットがあります。
すべてのカードがiPhone(Walletアプリ)に保管されますので、下記のようなメリットがあります。
- カードが増えても、場所を取らない
→・物理的な場所はなくなる
・カードの存在を意識しなくなるので、考えることが減って、ほかのことに集中しやすくなる - カードを探しやすい
- カードの忘れ物が減る
反対に交通系ICカード(プラスチックカード)を利用している場合は、下記のような心配がつきものかと思います。
複数枚のプラスチックカードを所持している場合、カードの枚数だけ上記の心配が出てくるでしょう。
- カードの物理的な保管場所が必要。どこにカードを置いたか忘れることがある
→カードを入れている財布が重くなる。カードを探す時間と労力がかかる - カードを持ち歩くのを忘れることがある
→自宅にカードを忘れて取りに戻る
間違えて必要なものとは別のカードを持ってきてしまう
定期券のカードを忘れて、現金で切符を買ってお金の無駄遣いになるなど - 普段とは別の場所にカードを入れた場合、元に戻すことを覚えていなくてはいけない
→結婚式などで普段利用していない正装用の鞄にカードを入れて、帰宅したら普段使いの鞄に戻す手間があるなど - 外出先でカードを落とす、盗まれることがある
→無記名のカードの場合、戻ってこない確率が高い
記名されたカードの場合、カード表面に印字された氏名・年齢などの個人情報を他人に見られる可能性がある
2.カードの入金(チャージ)が楽になる
Apple Payの交通系ICカードは、同じくApple Payに登録したクレジットカードからに入金(チャージ)することができます。
下記の点でプラスチックカードより入金(チャージ)が楽になります。
- iPhone上での操作で入金(チャージ)できる
→駅の窓口や自動券売機などに行く必要がない - 24時間いつでも即時入金(チャージ)できる
- オートチャージを利用して、残金不足が回避できる(一部の交通系ICカードのみ)
→事前に設定した金額を下回ると、クレジットカードから交通系ICカードに自動で入金する機能がある
3.カードの残金と利用履歴が確認しやすい
交通系ICカード(プラスチックカード)の残金を確認する場合、下記の方法で確認するかと思います。どの方法もひと手間かかります。
- 駅の自動券売機まで行く
- 専用のアプリをiPhoneにインストールする
→カードの種類に応じて、アプリをインストールする必要がある。アプリの数が増える。 - インターネットブラウザで交通系ICカードのサポートサイトにアクセスする
Apple Payの交通系ICカードは、iPhoneの購入時からプリインストールされているアプリ(Wallet)を開けば、残金が簡単に確認できます。また直近の利用履歴も表示されます。
4.カードの新規発行と退会(払い戻し)が手軽になる
Apple Payで交通系ICカードを新規発行するとき、もしくは退会するときに、下記のようなメリットがあります。
- 24時間いつでもカードを即時新規発行できる
→駅の窓口や自動券売機に行かずに、iPhoneから操作可能 - カードの新規発行時に、預かり金(デポジット)がかからない
→無料で新規発行できる - カードの退会のときに、残金を使いきる(0円にする)のが簡単
→残金を使い切ってから退会すると、払い戻し手数料がかからなくなる
【まとめ】Apple Payの交通系ICカードは、プラスチックカードにはないメリットがある
この記事ではApple Payで交通系ICカードを利用する4つのメリットとその理由について、以下の内容をお伝えしました。
- カードの保管と利用がしやすくなる
→・カードが増えても、場所を取らない
・カードを探しやすい
・カードの忘れ物が減る - カードのことを心配する必要がない
→iPhone1台で交通系ICカードの代わりになる - カードの入金(チャージ)が楽になる
→・iPhone上での操作で入金(チャージ)できる
・24時間いつでも入金(チャージ)できる
・オートチャージを利用して、残金不足が回避できる - カードの新規発行と退会(払い戻し)が手軽になる
→いつでも発行/退会できる。手数料がかからない場合もある
もしApple Payの交通系ICカードに興味が出てきましたら、Walletアプリから新規でカードを発行して実際に利用してみるのもいいかもしれません。実際にApple Payの交通系ICカードを利用してみると、プラスチックカードにはない便利さがわかって日々が快適になりますよ。