【服の断捨離】年間の維持コストを考えると、着ていない服が手放しやすくなるということをTシャツを例に取って解説します

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ドワーフさん

この服買ってから、あんまり着てないけど、
捨てるのもったいないな〜もう暫く置いとこうかな。

のやぎ

服を保管して置く維持費がかかると思うと、
不要なものを置いておくか、手放すかを考えるヒントになるかも。

衣替えなどでクローゼットを開けて、「あれ?こんなにたくさん服買ったかな。どんどん服が増えている!」と自分の持っている服が思った以上に増えていて、びっくりすることはないでしょうか。

しかしいつの間にか服が増えることがあっても、あれ?理由はわからないけど、知らないうちにどんどん服が減っている…!」ということは恐らく経験しないかと思います。

もちろんそんなホラーな現象は体験しない方がいいですが。

意識して捨てていかない限り減らないものが、服です。そうは言っても「捨てよう!」と決心して、いざその服を手に取ったら、もったいないという気持ちが湧いてきて、結局衣類の収納ケースに戻してしまう、という経験があるかもしれません。

今回は所有する服を維持するために、必要な年間のコストについて、Tシャツを例に取って考えていきます。

もし今持っている服の中に維持コストに見合わない服があるとわかると、服が捨てやすくなるかもしれません。

この記事はこのような情報をお探しの方におすすめです。

  • 服を捨てるのはもったいないと感じる方
  • 服の枚数を減らす時の考え方が知りたい方
  • 服を維持するために必要なコストを知りたい方
目次

服1枚にかかる年間の維持コスト

服を所有する時に必要となる費用は、下記の2種類(場所代・メンテナンス費用)があると考えます。

それぞれの費用で年間いくらかかるか計算して、それらをすべて足し合わせたものが服1枚にかかる年間の維持コストとなります。

  • 場所代

    家賃 × 服を保管する場所の面積が、部屋全体の面積に占める割合

    →服を保管する場所が、部屋の面積に占める割合の分だけ、コスト(家賃)がかかっていると考えます。
  • メンテナンス費用】
    →服の状態を維持するために発生する、以下のような費用を考えます。
    • 洗濯をする時にかかる水道光熱費
    • クリーニング代
    • 消耗品費
    • 備品代(1年以上使い続けるもの)
    • 人件費
      →自分で自分の服のメンテナンスをする場合も、もし他の人を雇用して代わりにやってもらった時に発生するだろうコストを、自分で負担していると考えます。

次のパートで例として1K(20㎡)の部屋にTシャツを1年間所有するというケースで、おおよそ必要となるであろう費用を考えます。

今回の例の前提条件

今回は下記のような場合を想定します。あくまで例ため、実際の場合とは異なることがあります

    • Tシャツ 1枚
      • プラスチックの衣装ケース(幅60㎝×奥行き40㎝)に防虫剤を入れて保管する
      • クリーニング店には持っていかず、自宅で自分で洗濯する
      • 1年間に着用する回数は2回、着用後に洗濯で洗濯をする
  • 場所代】
    • 1K(20㎡)の部屋を借りるのに、毎月6万円の家賃がかかる
  • 【メンテナンス費用】
    • 水道光熱費 … 洗濯1回につき200円の費用がかかる
    • 消耗品費
      • 洗剤代 … 洗濯1回につき25円かかる
      • 防虫剤 … プラスチックの衣装ケースを利用する場合、年に2回薬剤を入れ替える。1回につき50円かかる
    • 備品代(今回は単純に購入価格を使用年数で割って、1年間にかかる費用を計算します)
      • プラスチック衣装ケース … 3,000円で購入したものを5年使うとする
    • 人件費
      • 時給1500円
      • 洗濯1回に12分かかると想定
      • 洗濯以外にかかる時間(衣替え等)は今回は想定に入れない

【Tシャツ】1枚にかかる年間の維持費の例

1年間(12ヶ月)にかかる場所代

月額の家賃 × 服を保管する場所の面積が、部屋全体の面積に占める割合 × 12ヶ月

家賃が月6万円の1K(20㎡)の部屋にある衣装ケース(幅60㎝×奥行き40㎝で0.24㎡)で、Tシャツを1枚だけ保管しているとします。

0.24㎡の面積の衣装ケースが、20㎡の部屋にの場所を占有しているので、「服を保管する場所の面積が、部屋全体の面積に占める割合」は、0.24㎡ ÷ 20㎡ の 0.012 です。

上記の式に今回の数値を当てはめると下記のようになります。

60,000(月額の家賃 ) × 0.012 (服を保管する場所の面積が、部屋全体の面積に占める割合) × 12ヶ月

よってこの例で1年間(12ヶ月)にかかる場所代は、8,640 円です。

実際に衣装ケースに収納する場合は、複数枚の服を収納していることが多いかと思います。
今回は考慮に入れませんが、衣装ケースに入っている服の枚数で場所代を割って、1枚あたりの場所代を計算しても問題ありません。

<上記の例で衣装ケースに、10枚の服が入っていることを考慮に入れる場合の計算式>
60,000円 (家賃 ) × 0.012 (服を保管する場所の面積が、部屋全体の面積に占める割合) × 12ヶ月 ÷ 10枚(衣装ケースに入っている服の枚数)

1年間(12ヶ月)にかかるメンテナンス費用

水道光熱費は洗濯1回で200円、年間2回実施するので、年間で 400円かかります。

消耗品の洗剤代は洗濯1回につき25円、年に2回実施するので、年間で 50円かかります。

防虫剤代は1回につき50円、年に2回薬剤を入れ替えるので、年間で 100円かかります。

備品の衣装ケースは3,000円で購入したものを5年間使うので、3,000円 ÷ 5 年をして、年間で 600円かかっているとします。

人件費は時給1500円の人が、洗濯1回につき12分(0.2時間)かかり、年間2回実施するので、

1500円(時給) × 0.2時間(洗濯にかかる時間) × 2回(洗濯回数) の年間で 600円かかっているとします。

よってこの例で1年間(12ヶ月)にかかるメンテナンス費用は、1,750 円です。

1年間(12ヶ月)にかかるTシャツの維持コスト

上記の例では、年間の場所代が8,640円、そしてメンテナンス費用が1,750 円かかると考えると、Tシャツを1年間保管するのにかかる維持コスト(場所代+メンテナンス費用)は、10,390円です。

もちろん上記はかなり極端な例であり、実際にはもう少し安くなることもあります。

それでも恐らく微々たる金額とは言えない額が、年間の維持コストにかかっていルカと思います。

【まとめ】捨てられないものがある場合は、維持コストを考えてみるといいかも

以上のようにTシャツを例にして、1年間にかかる場所代とメンテナンス費用を合計して、服を所有するのにかかる年間の維持コストについて考えました。

ご自身の場合に当てはめて計算してみると、「え?保管して置くだけでこんなにかかるの?」とより実感がわくかと思います。

「使わないけど、捨てるのはもったいない!」と思って溜め込んでいる服に、知らず知らずのうちに手数料を払っていたとわかって、服を減らす考え方のヒントになりましたら幸いです。

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のやぎ / Noyagie
必要なものを厳選して取り入れること、荷物になる余計なものは削ぎ落とすこと、そして残しておくべき大事なものは何か、を日々考えています。
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