PDF形式のファイルの中には、文字入力が許可されているPDFファイルもあります。
もしかしたら会社員の方であれば、年末調整で提出する控除の申請書で、氏名や住所など一部の欄だけが自分で入力できるPDFファイルを見たことがあるかもしれません。
しかし書き込みができる形式のPDFファイルで、文字入力すると枠の中に文字が収まらなくて、困ったことはないでしょうか。
その場合は「Adobe Acrobat Reader」などのPDFの専用ソフトをインストールして、ファイルを開くと文字入力がスムーズになるかもしれません。
今回はMacBookを例に取って、PDFの文字入力がずれる時の状況と対処方法を紹介します。
MacBookでPDFに文字入力すると枠内におさまらない現象について
MacBookでPDFファイルを開く(ダブルクリックする)とき、PDF用のアプリを自分でインストールしていない限りは、デフォルトで「プレビュー」アプリが起動します。
「プレビュー」にPDFファイルが表示されると、上部に「フォームに自動入力」ボタンが現れるので、こちらをクリックするとPDFの文字入力がしやすくなります。
入力すれば、下図のように枠の中に文字が収まっている状態になります。
しかしたまに下図のように、入力した文字の位置が枠からずれてしまうことがあります。
この場合PDFファイルの側で文字サイズや位置が固定されていて、「プレビュー」アプリからは文字の位置などを変更できないことがあります。
PDFの文字入力がうまくいかない時は、専用ソフトを使ってみる
上記の場合でどうしてもPDFファイルに入力した文字の位置がずれる場合は、パソコンの標準アプリではなくPDFの専用ソフトを利用すると、枠内に文字が収まることがあります。
一例をあげるなら「Adobe Acrobat Reader」はPDF閲覧専用ソフトですが、書き込みが許可されているPDFファイルに文字を入力することができます。
私も「プレビュー」アプリで、書き込み可能なPDFファイルに文字入力すると、文字が枠内に収まらない現象が発生しました。
最初は「プレビュー」アプリの設定を変更することで対応しようとしましたが、うまく修正できませんでした。
最終的に「Adobe Acrobat Reader」をインストールして、文字の位置がずれるPDFを読み込んで文字入力したところ、枠内に文字が収まって、すんなりと解消しました。
標準アプリで不具合が発生した場合はそのアプリに固執せずに、別のアプリの導入も検討した方がいいですね。
まとめ
今回はMacBookを例に取って、PDFの文字入力がずれる時の状況と対処方法を紹介しました。
MacBookは初期設定で、PDFファイルは「プレビュー」アプリで開きます。
書き込みが許可されているPDFファイルの中には、「プレビュー」アプリで文字入力すると枠内に文字が収まらないことがあります。
その場合はPDF専用ソフトをインストールすると、PDFファイルの文字が枠内に収まるようになります。